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ヘタレ漫画描きサンマのブログです。
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 またも更新。今回は一枚です。


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遊戯会PC「イライザ・ゴーディング」と愉快な仲間たちの部屋。
ワンルームに三人暮らし、という暴挙をいかになしえるかがテーマだった気がする。
高校のころ教わった俯瞰法を使おうとしたが、いまいち思い出し切れなくてバランスが
歪んできたのでボツに。 試みとしては面白かったかなと思う。
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 なにやら面白い企画が立ち上がったので、プチ久し振りに記事書いてみます。
 今回の記事は冬摩さんとこの最近の記事と少し関係があるよ!


 群れっていうかグループや人間関係のことについての記事のようです。
 身近なグループについて書くことにしましょう。

 といっても、下の記事とかなりかぶるのですが(にこやか
 どうしたものでしょうか。オブラートに包みつつぶっちゃけるというのも難しいものです。
 しかしまぁぽつりぽつりと話してみましょう。

 例えば、グループの中に属しているからといって必ずしも他人と協調しているわけではない、ということがあります。
 ときには、協調していないどころか他人を貶めるような人さえいるかもしれません。
 「グループに属している」イコール「空気を読める」という等式がなりたつわけでもないのですね。
 グループ内の同調ぶりが高まってくれば、この不思議な現象の度合いも高まってきます。
 一つのグループの中での前提が他で通じるとは限らないわけですから、当然ともいえますが。
 ここから少々かっちりとした文章にしつつ考察しようと思います。

 妙な例ですが、ドラマなどの手術シーンで手術医が「メス」と言うだけで助手が手術用の器具を手術医に即座に手渡す、という場面があります。
あれは手術中という環境で、互いに医療のプロフェッショナルで、役割分担も完成しているからこそ成り立つ光景です。手術医は別に助手を馬鹿にしているわけではなく、時間的な効率を考えてのことでしょう。助手もそれを心得ているから、嫌な顔をせずにメスを手渡せる。
 だが、街中のレストランで同じ手術医が、医師という仕事とはまるで関係のない知り合いと食事をしたとしましょう。医師が手を差し出して「ナイフ」と一言だけ言ったら、これは失礼に当たります。「ごめん、ナイフ取ってくれる?」ぐらいは必要になってくるでしょう。
 これが個人同士二人きりの状況ならまだいいですが、立食パーティーなどになるとまた面倒な事態になります。手術医が目の前の相手の機嫌を損ねたことを詫びれば、目の前の相手の機嫌は戻ります。ですが、他の客はなんだこいつと白い目で手術医を見ることになる。
 難しい事のようにも見えますが、要は場所に合わせて対応を考え行動していればいいのです。周囲と軋轢を生じさせず、良い雰囲気を作る事が出来るようにすればいいのです。勿論、他人に対していつもへつらえというわけではありません。自分の意見を通さねばならない時は、通さねばならないでしょう。それにしたって、その頻度や重要性はあります。四六時中我侭を言っていては、周囲を困らせて、孤独になって当然です。
 実例を挙げたところで、他人の話を聞かず我侭ばかり言う人間がいるとして、その人物は何を言っても聞かないわけですから、実例を挙げることはしません。というより、意味がないでしょう。赤ん坊は生活能力がないわけですから、泣いている赤ん坊を見ればなんとかせねばと思えます。しかし遊戯会で遊んでいる人々は赤ん坊ではありません。他人が自分に合わせることを一方的に望んだところで、従ってもらえる保証はまるでないのです。むしろ、その我侭ぶりに呆れられ離れられていくでしょう。悪意だの、我侭にして他人を利用してやろうとしう意思のあるなしにかかわらずです。
 勿論、今まで挙げてきたようなマイナス部分だけが人間関係の成果ではありません。他人との交流がなければ、なんとも寂しいものです。しかし逆に、相手のことを考え気遣いつつ、自分の寂しさを解消し楽しさを引き出せる、という状態が互いに成り立てばこれ以上のことはありません。

こんなかんじで!
冬摩さんところの冬吹雪と相互リンクしました
うひひ
曲線と丸をベースに。
なんか魚っぽくなったかのう

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今日はSSなど書いてみようかと思います。なんとなく。つれづれと。




 一週間前は、神殿の仕事でひたすらにチョコレートを作っていた。
 手を口元に持ってきて、息を吐き、吸う。一週間も前のことであるのに、まだ甘ったるい残り香があるように感じられた。
 かつてこの手は、とても醜かった。てのひら、手の甲、指先に残る傷跡が、幼い頃の記憶を蘇らせる。その傷を隠すため、常に皮の手袋をしていた。心的外傷というよりは、非力であったがゆえに己の手を傷つけられた過去を恥じたからというのが大きい。
 相棒たちが協力してくれたのもあり、その傷が治癒されたのが、去年の話だ。白く柔らかい己の手に、最初は戸惑い、だんだんと慣れていった。一度消え去ったタコも、二度三度と獲物を振るうたび元通りになった。
 この手には、いつも鉄の匂いが染み付いていて、武器を扱うがゆえにタコも多かった。
 しかし、この手が幼い頃の傷を失う前から、守らねばならない関係が出来ていた。

 帰る家があり、帰りを待つ家族がいる。
 たとえ世間一般で語られるものと違うかたちでも、それがあることで責任というものが生じる。
 死んではならない。
 それは、武器を振るい戦場を駆けていては保障出来ない事だった。
 不覚を取り、一度倒れ、その後も雪山で死にかけた。
 愛用のハルバードは雪崩の中に消え、おそらく今はどこか山奥で錆付いているだろう。
 死を免れたとはいえ、決定的な敗北だった。
 神殿職に専念し、戦場から遠ざかったのは、それがきっかけだ。

 思えば、随分とてのひらの皮も薄くなった。
 鍛錬は欠かさぬようにしているが、所詮は血が流れることもないただの素振りだ。いずれはこの精神も、戦場の空気に耐えられなくなるだろう。
 そうなる前に、武器を取り戦場へ戻らねば。そういう焦りもある。
 だが自分が死に、蘇ることもかなわなかった時、家に残した者達がどういう顔をするか。一度体験しただけに、それへの恐怖も大きい。

 もう一度、息を吸う。
 甘ったるい香りは、己の不安を消し去ってはくれなかった。


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